ボラン付加【薬剤師国家試験100回問102】
hachi@11
Hachi薬
次の反応式のうち、実際に反応が進行し、主生成物の構造が正しく示されているのはどれか。1つ選べ。
ただし、各反応はそれぞれ適切な溶媒を用いて行ったものとする。

答えは2。

1 求核剤が水なのでSN1反応であると推測できる。

生成物はラセミ体が得られるので問題の生成物+それの光学異性体の2種類が等量得られる。
⇒言い換えれば主生成物は2つ。
2 まずはヨウ素と臭素の求核性の違いを整理。
原子番号はBr<Iだからイオン半径が大きいIの方がアニオンが安定なので求核性が高い。
この反応はSN2反応なのでI-が立体障害の少ない側から炭素を攻撃してBr-が脱離する。
(立体配置が変わる)
3

↓生成物

4 メトキシドイオンなら反応が進行するが、メタノールの求核性の強さでは反応は進行しない。
5
(CH3)CO–:tert-ブトキシドイオン(嵩高い塩基)
この反応は嵩高い塩基なのでSN2ではなくE2反応が進む。

